4月1日、放送倫理・番組向上機構（BPO）の放送倫理検証委員会が昨年の10月まで放送されていたバラエティ番組
『ほこ×たて2時間スペシャル』
の中で不適切な演出があったとして
「番組の制作過程には、重大な放送倫理違反があった」との意見を公表しました。
以前よりヤラセ疑惑が浮上していた番組ですが
なんと出演者の方がブログにて番組製作における不正行為を告発した事により打ち切りとなったようです。
打ち切り当初もかなり話題になっていましたね。
ちなみに、告発した出演者とはラジコンカー世界チャンピオンの広坂正美さん。
過去に3度出演されている方ですが
3度目の出演の際に、あまりにも本来の収録や番組構成と違った編集がなされ、番組を成り立たせるために事実を捻じ曲げてしまった事に対し怒りをあらわにしたようです。
その件について、ついに放送委員会の方も正式に倫理的問題があると公表したようです。
ヤラセについて駄目と言ったわけではなく
そうした、番組の制作過程に問題があるという話ですね。
まぁいくら視聴率が取れていて人気があったとはいえ
裏でこそこそやって誠実に作られていないとなると
あまりいい気はしないですよね。
一番大きく取り上げられた問題は
広坂正美さんを含めた出演者たちの勝負の過程が変わっていた事。
つまり、ありもしない現実をさも実際に起こったかのように放送していた事ですね。
まぁ普通に考えてそりゃ駄目でしょ(笑
広坂さんも世界に誇れるレベルの方ですし
自身のプライドにかけて、そういった不正は許せなかったのでしょう。
さて、では本題。
いったいどの内容を広坂さんは告発したのかというと
まずは、2011年10月17日に放送された
「ラジコンカーvs鷹」
絶対に逃げ切るラジコンカー
どんな獲物も絶対に捕まえる鷹
これは、鷹との対戦時、
１．鷹がラジコンカーを追いかけて来ないので、鷹がラジコンカーに慣れるまで練習させた上で再戦して欲しい
２．鷹が逃げるので鷹が追いかけて来るよう、ゆっくり走らせて欲しい
３．本番の時にはカメラ写りが良くなるよう、カメラ側の敷地内を使って走らせて欲しい
と指示があったとのこと。
ちょ、2つ目ｗｗ
ラジコンカーの全力を出してないなら勝負になってないですね(笑
まさにヤラセｗ
こちらがその時の映像になります。
少し長いので適当に見てくださいｗ↓
ほこ×たて3時間半SP111016_鷹vsラジコン
次に、2012年10月21日に放送された
「ラジコンカーvs猿」
絶対につかまらないラジコンカー
絶対に捕まえる猿
これについても、猿との対戦の際、猿がラジコンカーを怖がって逃げてしまうので、釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーで猿を引っ張り、猿が追いかけているように見せる細工をして撮影をしたとのこと。
猿の首に釣り糸つけて無理やり走らせるって・・・
完全にやばくないですかね?
虐待的な意味でぎりぎりライン、というか越えてますよね。
映像を見ているとなんか違和感を感じます。
というのも、ラジコンカーにぴったりとくっついて猿が追いかけまわしているんですよね。
離れもせずくっつきもせずという距離感がおかしいです。
さらに、よく見てみると・・・
ラジコンカーと猿の間にちょくちょく光る線みたいなものが・・・ッ！
これ、完全に釣り糸やろ！
広坂さんの言っている事は嘘ではないようです。
良く見ないと分からないのですが・・・
こちらが映像です↓
そして最後に、極めつけの
「ラジコン軍団vsスナイパー軍団」
絶対に当たらないラジコン
絶対に命中させるスナイパー
これが2013年10月20日に放映されました。
こいつはもう、やばいですね(笑
映像を見るだけでは全く違和感なく編集されていますが
広坂さんのブログで綴った文を読んでから観ると
確かにヤラセだというつじつまが合うわけです。
どういう事か説明すると長くなるので簡単に言いますが
番組では、3種のラジコン(ヘリ・カー・ボート)と3人のスナイパーの勝ち抜き戦となっていて
結果は3－2でラジコン軍団の勝利(狙撃されずに逃げ切った)となっています。
しかし、実際は3－0でラジコンがあっさり勝ってしまったとのこと(笑
ただ、番組的に面白くするために
本来やるはずだった他のラジコンたちとスナイパーを勝負させ
あたかもラジコン軍団が追い込まれてしまったかのように対戦順番を入れ替えたわけです。
しかも、収録ミスでラジコンが壊れてしまったのを、ラジコン軍団の敗北という形にまでして(笑
こちらがその時の映像です。
パッと見てるだけではねつ造だなんて分からないです(笑↓
ほこ×たて 131020 スナイパー軍団ｖｓラジコン軍団
ちなみに、こちらが広坂さんの告発原文です。↓
http://www.teamyokomo.com/topics/13/131023_hokotate/131023_hokotate.html
もはや捏造に近い形で番組を作ったのであれば
放送倫理委員会も黙ってないですね。
こういった事が今後ないように祈るばかりです。
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